インタビュー

空室率50%⇒入居者が絶えない人気物件に!起死回生の秘策とは?

営業職・2019年入社

関智哉

16室中8部屋が空き部屋。


大学卒業後、不動産一筋で働いてきました。当社に入社する前の2年間は独立して一人でやっていましたが、コロナの影響で大口の契約が2件頓挫してしまいました。赤字にこそなりませんでしたが「いつまでこの状態が続くのだろう」と不安になり、もう一度就職することを決意。これまでの自分の経験が活かせて、かつ安定した環境で働きたい。当社はその条件にピッタリでした。

入社して2年弱。これまでに4件の買い取り、2件の販売に関わりました。その中でも印象に残っているのは大都市の人気駅から1駅離れた場所にある1DKのマンションです。買い取った段階で16室中4部屋が空いていましたが、卒業・転勤のシーズンを迎え、さらに4室が空室に。通常は空室率が2割を超えると買い手がつかないと言われている中、この物件の空室率は5割。一般的にはキレイに改装するだけである程度入居率は上がりますが、5割もある空室を満室にするためには、それだけではさすがに難しいのではと思いました。

ほんの一部を、変えるだけ。


どうすれば早期に入居者を増やせるか?最初に取り組んだのは、ありきたりではなくエッジの効いた作りの部屋にするということです。ヴィンテージ調の部屋や、女子受けするかわいい部屋、おしゃれさを際立たせた部屋…。何かに特化することで「この部屋に住みたい!」「この部屋じゃなきゃイヤだ!」と思っていただける部屋を作るのです。ただし、築年数25年の古いマンションでしたから、設備をすべて取り換えるとなるとお金がかかります。投資家にしてみればできるだけ改装費用の少ない物件のほうが投資しやすいですから、部屋の全てを変えるわけにはいきません。そこで、低価格で済み、かつ大きく部屋の印象を変える工夫を施しました。

まず床材とクロスを変えるだけで、部屋の雰囲気はガラっと変わりますし、それほど費用はかかりません。その上で細かな部分を少し変えていきます。ヴィンテージ調にするのであれば、キッチンの壁に貼ってある昔ながらの雰囲気のタイルは剥がすのではなく、薄い白色のコーティングを施したり、棚をアイアン素材のものに変えたり、トイレのタオル掛けハンガーをおしゃれなものに変えるなど。プラスチックの部分を銅板に変えるだけでグっとそれっぽさが出ます。照明に関してはシーリングをやめて可動式のレールを据え付け、照明が動くようにしたり、天井から数本のライトを吊るしてみたり、間接照明にするなどして、おしゃれさを演出。夜間の内覧の時には非常に効果的でしたね。

改装する部屋は趣の違うものを5パターン用意しました。複数の選択肢を用意することで、他のマンションと比べるのではなく、同じマンション内のどの部屋を選ぶか?という思考になりやすくなるのです。また工事の様子は動画で撮影。仲介店に来店されるお客様に見てもらいました。部屋ができていく様子を見た後で実際の部屋に見学に行くと「動画で見た部屋がこうなるのか!」と興味を掻き立てられるんですね。

醍醐味を全部味わう。

様々な工夫を凝らしたこのマンションですが、結果は大成功!スグに空室が埋まりました。さらに家賃を上げることにも成功したんです。オーナーに非常に喜んでいただけましたし、さらにこの仕事を社内の「デザイン再生コンテスト」に出品。なんとMVPをいただきました!こんな仕事をこれからもどんどん増やしていきたいですね。この仕事は買い取りから再生、販売、そして管理にいたるまで、不動産の仕事の醍醐味を全部味わうことができます。賃貸だけ、売買だけなど、一部にしか携わったことのない人にとっては世界がイッキに広がって楽しいと思いますよ。

Profile

営業職・2019年入社

関智哉

これまで2社の不動産会社を渡り歩き、その後独立まで経験。もともと部屋を改装するのが好きで、独立・起業した経験から安定性の大切さを痛感し、不二興産に転職。社歴は浅いながらも難しい案件に着手し、業界に衝撃を与えるような成功を収める。

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