インタビュー

30万円から、50億円の世界へ。知れば知るほど、奥が深い仕事。

営業職・2020年入社

大澤鳳臣

これまでの経験が通用せず。

不動産事業に興味があり、大学卒業後に賃貸の営業として就職しました。しかし次第に「同じ不動産でやるなら、もっと大きな仕事に携わりたい」という想いが募っていきました。その頃、彼女との結婚話も持ち上がったのですが、お互いに休みが合わず、「今のままでは結婚後もすれ違いの日々が続いてしまう」と危機感を募らせていました。それらの悩みを全て解消するには、転職しかない。そう思い立ち、賃貸ではなく売買などより大きな仕事ができ、かつ彼女とも休みが合う仕事を探したのです。当社を知ったキッカケは、親しい知人の紹介。話を聞いて「不二興産なら条件に合う」と思い入社を決めました。

同じ不動産業界ですから、経験が活かせる部分もありましたが、まったく通用しないことも多かったです。とにかく売買の専門用語がさっぱりわかりませんでした。最初のうちはお客様との会話の中に出てくる言葉もわからず、またその場で聞いていいのかもわからず。すべてメモして持ち帰っていましたね。毎日のように知らない言葉が出てくるので、自分で調べ、先輩に聞き…。とにかく最初は勉強の日々でした。

金額の大きさに震える。

当社の仕事の醍醐味は、物件の買取から再生、販売にまで一貫して携わることができることです。これまでにいくつかそのような仕事を担当させていただきましたが、中でもいちばん最初の仕事が印象に残っています。通常は売主様と我々が直接交渉を行い、買い取るのですが、その時は当社ではなく信託銀行が買い取るということになりました。5億円規模のマンションを集めて総額50億円程度の金融商品にし、投資家の皆さんに販売するというもの。賃貸営業をしていた頃の売上は、高くてもせいぜい30万円ほど。それがいっきに50億円ですから、最初は額の大きさに震えました。と同時に、仕事の難しさも痛感しました。

信託銀行が間に入ることで、不動産の鑑定など今までに経験したことのない業務があったり、作成する書類の数も、通常の仕事に比べると圧倒的に多くて。しかも初めて作成する書類ばかりですから、まずはそれぞれの書類の作成の仕方から勉強しないといけませんでした。また銀行の方、鑑定士など初めて関わる人も多く、最初は彼らとの会議に自分が入っていけるのか不安でしたね。案件の着手から最後の契約完了まで3ヶ月ほどかかりましたが、とにかく無事に終えることができてホっとしました。当社に入社して様々な経験を積んだつもりでしたが、今回の仕事は初めてづくしで、非常に良い経験を積ませていただきました。

一人ひとりの成長を願う会社。

物件を買い取りして、再生して価値を上げ、「住みたい」と思ってもらえるようにするためには、様々な知識が必要となります。リノベーションの方法もそうですし、建物の構造、ライフラインの知識、法律など。賃貸営業の時には、自分が担当する「お部屋」だけ知っていればよかったわけですが、今は物件の周辺の住民の方のことも理解をする必要があります。知れば知るほど、新たな壁にぶち当たりますが、非常に奥深く、やりがいのある仕事だなと思います。

仲介業者様と仲良くなり、物件の情報を仕入れ、買取・再生、そして販売業者への委託まで。最初から最後まで一人で担当することは確かに大変ですが、だからこそ一生懸命になれるというか。もちろん困った時には支店のメンバーに遠慮なく相談できますし、支店内で解決できないことであれば、他の拠点に連絡して相談に乗ってもらえます。皆さん忙しいにも関わらず、手をとめて相談に乗っていただける方ばかり。バックオフィスの方々も機械的に仕事をこなすのではなく、「最近どう?」などちょっとした一声をかけてくださいます。人の挑戦を応援し、成長を願ってくれる会社。チャレンジ精神が旺盛な方にはピッタリだと思います。

Profile

営業職・2020年入社

大澤鳳臣

前職では不動産の賃貸営業を5年経験し、結婚を機に不二興産へ転職。同じ不動産だが、賃貸から売買に変わると仕事の中身もガラっと変わり、最初は専門用語を覚えるところから勉強し直した。初めて買取から販売にまで携わった案件で、この仕事のスケールの大きさを実感する。

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